リフォームで部屋を分ける場合の費用相場と注意点

家族構成やライフスタイルの変化によって、「もともと広い一部屋だった空間を分割して使いたい」というニーズが高まるケースは珍しくありません。
一つの大きな部屋を複数の用途に割り当てたり、子ども部屋を新たに設けたりするなど、部屋を分けるリフォームは住まいの有効活用に直結します。
ただし、間仕切りの工事範囲や使用する素材によって費用が大きく変わる可能性があり、採光や防音などの機能面にも注意が必要です。
本記事では、リフォームで部屋を分ける際に検討すべきポイントや費用相場の目安、さらに注意点などを詳しく解説します。
ライフステージに合わせた居住空間づくりをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
部屋を分けるリフォームを行う前に確認したいポイント
部屋の分割を検討する際には、単に壁を設けて空間を仕切るだけでなく、将来的なライフスタイルの変化や使い勝手を考慮する必要があります。
以下では、リフォーム前に必ず押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
一時的なものか、永続的なものか
部屋を分けたい理由が短期間の用途(ゲスト用や一時的な子ども部屋など)に限られる場合は、取り外しや変更が容易な間仕切り方法を選ぶのが得策です。
一方、将来的にずっと独立した部屋として使い続ける想定であれば、しっかりと壁を立てて防音性や断熱性を確保する方法が望ましいです。
目的や使い方の期間を明確にしておくことで、施工方法や予算配分を誤らずに済みます。
開け閉めは必要か
間仕切りを常に固定した状態で使うのか、状況に応じて大きく開閉できるようにしたいのかを検討すると、リフォームプランが大きく変わります。
可動式の開閉壁や折れ戸、引き戸などを導入すれば、部屋を広く使いたいときには仕切りを開放し、プライバシーが必要なときには閉じるなど、柔軟な使い方が可能です。
ただし、開閉機構をつける分だけ費用が増えたり、施工が複雑になったりする点には留意が必要です。
防音性やプライバシー性はどのくらい必要か
リビングと子ども部屋を仕切る程度であれば、それほど強固な防音設備が不要な場合があります。
しかし、夫婦の寝室を分割するなど、防音室としての機能を求めるなら、厚みのある壁材や防音ドアなどを採用する必要が出てくるでしょう。
遮音性やプライバシーの確保を重視するほど費用がかさむ傾向があり、また部屋がやや狭くなる場合もあるため、バランスを考えて計画しましょう。
ライフスタイルや家族構成が変わる可能性があるか
今は子どもが小さいからこそ必要な個室も、将来的に子どもが独立したあとは使い道が変わるかもしれません。
一度壁を立ててしまうと、撤去する際に再びリフォーム費用や手間が発生します。
可変性の高い間仕切り方法や、容易に開放できる設計を検討することで、将来のライフスタイル変更に柔軟に対応できると考えられます。
部屋を分けるリフォームの種類とそれぞれの費用相場
部屋を分割するリフォームにもさまざまな工法や素材があり、どの方法を選ぶかで費用や工事期間が大きく変わります。
以下では、代表的な工法や間仕切り方法について、それぞれの特徴と費用相場の目安を見ていきましょう。
間仕切り壁
既存の空間の中央に壁を新設し、部屋をふたつに分けるのが「間仕切り壁」です。
柱や下地材を組んでからボードやクロスを貼るため、見た目は他の既存壁とほぼ変わらない仕上がりになります。
防音性や断熱性も高く、恒久的に独立した部屋として利用したい場合に適しています。
費用相場としては、6畳程度の広さを仕切るケースで30万~60万円程度が一般的といわれます。
使用する壁材や内部の断熱材、クロスのグレードによって金額が変動するため、実際の見積もりを確認しましょう。
間仕切り開閉壁
開閉が可能な間仕切りを設ける方法です。
折れ戸式や引き戸式など、多彩なタイプがありますが、工事自体は固定の間仕切り壁よりも複雑になる傾向があります。
部屋の一部を開放して広い空間として使いたいときには間仕切りを収納し、個室が必要なときには展開するなど、用途に応じてレイアウトを変えられるのが魅力です。
費用は一般的な固定壁より高めになり、1箇所あたり40万~80万円程度が目安となるケースが多いです。
防音性を上げるにはさらにコストがかかる場合があります。
ドアやガラス戸、障子
リビングの一角にガラス戸や障子で軽く仕切る方法や、新たにドアを設置して部屋を分割する方法も考えられます。
デザイン性を重視するなら、和室への入り口を障子で仕切ると空間の雰囲気を統一しやすいです。
ガラス戸の場合は採光が確保でき、圧迫感を抑えるメリットがあります。
費用はドア1枚の取り付けなら10万~30万円程度、障子やガラス戸を設置するなら20万~40万円程度が一つの目安です。
ただし、壁の一部をくり抜いたり、枠組みを新設したりする必要があるため、状況次第では追加の大工工事費が発生します。
カーテンやロールスクリーン
固定工事をせずに簡易的に空間を仕切る方法として、カーテンやロールスクリーンの使用があります。
間仕切り壁と比べると防音性や断熱性は低いものの、費用と工事期間を最小限に抑えられる点が大きなメリットです。
インテリアに合わせた色や素材を選べるため、室内の雰囲気を壊しにくいです。
取り付け費用は数万円程度で済む場合が多く、ポールやレールを天井に設置すればカーテンの開閉が簡単に行えます。
ただし、プライバシーや遮音性を強化したい場合には向かず、長期間利用するには耐久性も不安要素となるため、短期的・簡易的な用途に限定されることが多いです。
リフォームで部屋を分ける場合の注意点
部屋を分割するリフォームを検討する際には、空間全体の使い勝手や採光、収納など多角的にチェックする必要があります。
ここでは、間仕切り導入時に見落としがちな注意点を4つ取り上げます。
採光は十分か
壁やパネルで仕切ると、どうしても光の入り方が変わり、新設した部屋が暗くなってしまう場合があります。
窓が一つしかない空間を二つに分割する場合は、光が通りにくい部分の照明計画や窓の増設を検討してください。
開閉壁やガラス素材の間仕切りを活用すると、光を取り込みやすくなります。
必要な箇所にコンセントがあるか
部屋を分割すると、新たにできるスペースにコンセントやスイッチが不足することがあります。
家電を使う場所が変わるなら、追加で電気配線工事が必要になるかもしれません。
後から大がかりな配線やコンセント増設を行うと費用がかさむため、リフォーム段階で必要な位置をしっかり決めることが重要です。
収納スペースがあるか
大きな部屋を分割すると、収納が片方のスペースに偏ってしまう場合があり、もう一方は収納不足に陥ることが考えられます。
子ども部屋を新設するのであれば、クローゼットや棚の設置場所を十分に確保し、成長に伴う荷物の増加にも対応できる設計を目指すことが望まれます。
空調効率は悪くならないか
間仕切りによって冷暖房の効率が変わり、エアコンの風が届きにくい部屋や室温にムラが生じる可能性があります。
特に可動式の間仕切り壁を設ける場合は、開閉時の隙間から冷暖気が逃げることもあり、電気代の負担が増えるかもしれません。
エアコンや換気扇の配置を見直すなど、サーキュレーターを使うなどの工夫が必要です。
新たな空間づくりを成功させるために
リフォームで部屋を分けることは、ライフスタイルの変化に柔軟に対応したり、家族それぞれのプライバシーを確保したりするうえで有効な手段です。
しかし、壁の設置方法や防音性能、開閉機能の有無によっては費用に大きな違いが生じるほか、採光や収納といった生活面での課題が出てくる可能性もあります。
リフォームを計画する際は、一時的か恒久的か、プライバシーや防音をどの程度確保するかなどを明確にしつつ、実際の家族構成や将来の変化を考慮して間取りを決定することが大切です。
また、コンセントや収納スペース、空調効率といった実用面もあわせて検討し、後から手直しが必要にならないよう入念にチェックしておくと、コストや手間を節約できます。
可能であれば、複数のリフォーム会社から相見積もりを取り、提案内容や実績を比較したうえで依頼先を決めると安心です。
部屋を分けるリフォームを上手に行い、新しい生活空間を快適に楽しんでみてはいかがでしょうか。
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