リフォーム業者の選び方9選!よくある失敗例とは?
リフォームを検討する際、リフォーム業者選びを間違えるとトラブルに発展する可能性があります。しかし、理想のリフォームを実現するには何を基準に業者を選べばいいかわからない方もいるでしょう。
リフォーム業者には、専門業者だけでなくハウスメーカーなどさまざまあるため、自身の希望に適した業者を選ぶことが大切です。
この記事では、リフォーム業者の選び方について詳しくご紹介します。また、よくある失敗例も紹介するので、リフォーム業者を選ぶ際の参考にしてください。
リフォーム業者の種類
リフォーム業者には以下の種類があります。
- リフォーム専門業者
- ハウスメーカー
- 設計事務所・建築家
- 住宅設備メーカー
リフォーム専門業者
リフォーム専門業者は、リフォームに特価して施工を行っているため、リフォームに関するノウハウを豊富に持ち合わせています。そのため、規模の大小に関わらず要望に応えてくれる確率が高いでしょう。
ただし「水回りのリフォーム」「外壁・屋根のリフォーム」「エクステリアリフォーム」など得意とするリフォームは業者によって異なります。そのため、リフォーム全般に対応しているか、部分的なリフォームに対応しているのかは事前に確認することが大切です。
ハウスメーカー
ハウスメーカーのメインの事業は「住宅の設計」「施工」「販売」ですが、子会社または事業の一部としてリフォームも行っているケースがあります。ハウスメーカーは、間取り変更や増改築といった大規模リフォームを得意としています。
もともと住宅の設計や施工が専門のため、購入した住宅メーカーと同じハウスメーカーでリフォームすれば設計図も持っており安心して任せられるでしょう。
ただし、全国展開している大手のハウスメーカーでは、広告費などにコストがかかっているため、リフォーム代は高額になりがちです。
設計事務所・建築家
設計事務所や建築家は、デザインを重視したリフォームが得意です。リノベーションのような大規模なリフォームやデザイン性を重視する方に向いています。
大規模なリフォームだけでなく、キッチンや浴室のみといった部分的なリフォームも引き受けてくれるケースがあるため、相談してみましょう。ただし、設計事務所や建築家に依頼すると、設計料が別途必要な場合があります。
住宅設備メーカー
住宅設備メーカーでは自社の設備や製品を扱っており、スムーズに発注・リフォームが行える「工事店網」を持っているのが強みです。ただし、住宅メーカーによって、扱っている設備や製品は異なるため、リフォームの箇所によっては得意不得意があるケースがあります。
住宅設備メーカーが取り扱う部品には、システムキッチンや断熱性の高い窓などがあげられます。リフォームの際、新たに取り付ける商品のメーカーが決まっている場合は相談してみるのがおすすめです。
信用できるリフォーム業者の選び方
リフォーム業者を選ぶ際は、以下の9つのポイントをおさえて選びましょう。
- 希望しているリフォームの施工実績があるか
- 家から近い業者か
- 資格を所有しているか
- 理想に合う提案をしてくれるか
- 見積もりの内容を丁寧に説明してくれるか
- 質問に対して丁寧に回答してもらえるか
- 担当者との相性は良さそうか
- アフターフォローが充実しているか
- 団体に加盟しているか
希望しているリフォームの施工実績があるか
リフォーム会社を選ぶ際は、過去の施工実績を確認しましょう。希望している施工内容に近い実績があれば、トラブルなども少なく、スムーズにリフォームできる可能性が高いです。
過去の実績は、公式ホームページや公式SNSなどで確認できます。施工実績が豊富なリフォーム会社なら、施工に慣れているため安心して任せられるでしょう。
また、リフォーム会社にはフルリフォーム、水回りやキッチンといった部分的なリフォームを得意とする会社などさまざまです。過去の施工実績をよく確認し、自分の希望する施工内容と照らし合わせて決定しましょう。
家から近い業者か
リフォーム会社を選ぶ際は、家から近い業者を選ぶことも大切です。家から近い業者を選んでおけば、何かあったときにすぐに対応してもらえるでしょう。
リフォームは大がかりなものになればなるほど、日数もかかり、業者とのやり取りも増えます。そのため、お互いできるだけスムーズにやり取りできる距離だと安心できます。
リフォーム会社の多くは、車で30分〜1時間程度で移動できる範囲を対象区域としているケースがほとんどです。リフォーム業者を選ぶ際の基準の1つとして参考にしてください。
資格を所有しているか
リフォームを依頼する際は、建設業許可やリフォームに付随した資格を所有している会社を選びましょう。建設業を営むためには、基本的に建設業許可は必要です。
建設業許可を取得するには厳しい条件が必要となるため、所有している会社は実績がしっかりあることを意味します。しかし、以下の条件に当てはまる場合、リフォーム会社は建設業許可がなくてもリフォームが行えます。
- 請負金額が500万円未満
- 水道やガス、電気以外のリフォーム
建設業許可を所有せずリフォーム会社を営んでいる会社のなかには、安さを宣伝文句に悪質な工事を行っているケースもあるため注意しましょう。また、リフォームに関する資格を持っているかも確認してみるのがおすすめです。
- 管工事施工管理技士
- メーカーライセンス
- 二級建築士
- 福祉住環境コーディネーター
- インテリアコーディネーター
上記のような資格を持っている方が在籍していれば、より安全性やデザイン性の高いリフォームが期待できるでしょう。
理想に合う提案をしてくれるか
リフォームについて相談した際に、理想に合う提案をしてくれるかどうかも大切なポイントです。リフォーム会社のなかには、売上やノルマばかりを優先して、依頼主の要望を無視したプランなどを提案してくる場合があります。
提案の勢いに押されて契約してしまうと、予算が大幅にアップしたり満足のいくリフォームができず後悔したりする可能性があります。リフォームを満足のいくものにするには、希望に沿って提案してくれるだけでなく、本質的な提案を行ってくれる担当者に出会うことです。
そのため、相談の段階から親身になって考えてくれるリフォーム会社を選びましょう。
見積もりの内容を丁寧に説明してくれるか
リフォーム会社を選ぶ際、見積もりの内容を丁寧に説明してくれるかどうかも大事です。見積もりの提出と同時に、金額や施工内容の詳細を丁寧に説明してくれる会社が理想的です。
リフォーム会社によって、見積書などの記載方法はさまざまなため、わからない部分を質問した際に、丁寧に説明してもらえると安心できるでしょう。また、追加工事が発生する可能性も、事前に説明してもらえる業者はより安心できます。
質問に対して丁寧に回答してもらえるか
リフォームを依頼する側は、素人の場合が多く、わからないことも多いでしょう。そのため、依頼する側が質問することに丁寧に回答してもらえるかどうかも重要なポイントです。
リフォームを頼む際、1番すり合わせが必要なのは見積書です。費用の確認だけでなく、頼んでいない箇所のリフォームが含まれていないかなども確認しておきましょう。
良い業者はわからないことにはしっかり回答してくれるので、見積書をもらったら必ず担当者と一緒に確認することが大切です。
担当者との相性は良さそうか
リフォームを行う際、リフォームが完了するまで担当者と何度もコミュニケーションを取る必要があります。そのため、コミュニケーションがスムーズに取れる担当者との相性が重要です。
大がかりなリフォームになるほど、担当者とのコミュニケーションは増えます。質問に対して丁寧に回答してくれること以外にも、打ち合わせの日時をしっかり守ってくれるか、強引な提案をしてこないかなどもチェックしておきましょう。
アフターフォローが充実しているか
リフォーム業者を決定する際、アフターフォローが充実しているかどうかも事前に確認しておきましょう。工事中には資材を壁にぶつけてキズがついてしまうことやリフォーム後に不具合が見つかることもあります。
アフターフォローが充実していないと、泣き寝入りしなければいけないケースも考えられます。アフターフォローが充実していれば、何か困ったことが起きた際に適切に対応してくれるでしょう。
アフターフォローは業者によって異なります。必ず事前に比較検討して、安さだけで選ばないことが大切です。
団体に加盟しているか
リフォーム業者を選ぶ際、団体に加盟しているかどうかを基準に選ぶと信頼できる業者を見つけやすくなります。リフォーム会社が所属する団体には主に以下の3つがあげられます。
- 住宅推進協議会
- リノベーション住宅推進協議会
- 日本住宅産業リフォーム協会
リフォーム業界の成長や消費者からの信頼を獲得するために立ち上げられた協会ばかりなので、質にこだわったリフォームが期待できるでしょう。ただし、協会に加盟していなくても優良な企業は多く存在するので、1つの参考にするのがおすすめです。
リフォーム業者を選ぶ際にやりがちな失敗例
リフォーム業者を選ぶ際にやりがちな失敗例は以下の5つです。
- 打ち合わせが面倒で見積もりを1社しかとらなかった
- 知人に紹介された業者のため相性が悪いのをわかったまま依頼してしまった
- 大手の業者に依頼して費用が高額になった
- 急かされて契約してしまった
- 完工時期に間に合わずに希望の業者と契約できなかった
打ち合わせが面倒で見積もりを1社しかとらなかった
リフォーム業者に依頼する際は、必ず見積もりは複数社から取りましょう。打ち合わせが面倒で見積もりを1社のみで決定してしまうとあとで後悔する可能性があります。
複数の業者から見積もりを取ることで、相場がわかり比較しやすくなるでしょう。また、金額のみの比較ではなく、スケジュールの進め方や材料の詳細なども確認しておくのがおすすめです。
ただし、見積もりの依頼は3〜5社程度にしておきましょう。比較検討する見積もりが多すぎると確認に時間が取られて業者を選ぶだけで疲れてしまいます。
知人に紹介された業者のため相性が悪いのをわかったまま依頼してしまった
リフォーム会社を選ぶ際、知人に紹介されたからという理由で業者を選ぶのは避けましょう。知人からの評判が良くても、自分には好みなどが合わない可能性があるため、1つの意見として参考にする程度にしておくことが大切です。
実際に施工を体験した意見は貴重ですが、誇張されている可能性もあります。また、口コミを信じ切るのもおすすめしません。
SNSやインターネット上の口コミだけを頼るのではなく、自分が担当者と実際に会って見極めることも大切です。
大手の業者に依頼して費用が高額になった
リフォーム会社を選ぶ際、大手の業者に依頼したほうが安心できる方もいるでしょう。しかし、大手の業者に依頼すると、費用が高くなる可能性があります。
認知度の高い大手のリフォーム会社は、宣伝費などにコストをかけたりブランド価値を価格に反映させたりしているため、相場より高くなりがちです。また、大手の業者は依頼を受けるだけで、実際工事をおこなうのは、下請けや孫請けといったケースもあり、その分、マージン代が加算されます。
間に下請けや孫請けが入ると、打ち合わせや日程の調整などでスケジュールが大幅に遅れる可能性もあります。
費用が高額になるのはそれなりに理由があるため、大手だからと妥協するのではなく、見極めることも大切です。
急かされて契約してしまった
リフォーム業者に「今契約してもらえたら値引きできます。」などといって急かされても、その場で契約することはやめましょう。じっくり検討する前に慌てて契約するとあとでトラブルに巻き込まれる可能性があります。
提示された見積もりの金額を値引きするのは、材料費や施工品質が下げられる心配があるため注意が必要です。
値引きを提示されても、すぐに返事すことはせず、他社と比較したうえで契約しましょう。
安く契約できたとしても、あとで追加費用が発生してしまい、最終的には当初の予算を超えてしまうことも考えられます。
また、値下げを提示されたとき「検討させて欲しい」と伝えたにもかかわらず、しつこく契約を迫ってくるような業者は避けたほうが無難です。
完工時期に間に合わずに希望の業者と契約できなかった
リフォーム業者のプランや担当者との相性が良くても、あとになって完工時期に間に合わず希望の業者と契約できないこともあります。依頼した業者が小さな会社で同時進行する件数が限られている場合など、完工時期が間に合わなくなる可能性があるため注意が必要です。
とくに、繁忙期などすぐに着工できない場合があるため事前に必ず確認しておきましょう。相談の段階でリフォームを完成させたい時期の希望を必ずすり合わせしておくことが大切です。
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リフォームを成功させるためには、リフォーム業者の選び方がポイントです。業者選びを間違えると、あとでトラブルになる可能性や業者選びを一からやり直ししなくてはいけなくなります。
リフォームが行える業者にはさまざまな種類があるため、自分の希望に適した会社を選ぶことが大切です。できるだけトラブルなくスムーズにリフォームの計画を進めるためには、親身に相談に乗ってくれ、コミュニケーションをしっかり取れる担当者がいる業者を選びましょう。
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