リフォームの時期はいつが最適?項目別に目安を紹介

住宅を長く快適に保つためには、定期的なメンテナンスやリフォームが欠かせないといわれています。
ただし、実際にリフォームを検討する際には「いつ着手すれば良いのか」や「どのタイミングが最適なのか」が悩みの種になりがちです。
築年数ごとの目安や、キッチン・お風呂などの設備別に工事の必要性を見極めることがポイントです。
本記事では、リフォームに適した時期の考え方や築年数を基準とした改修の目安、さらに箇所ごとのリフォームタイミングを詳しく解説します。
リフォームを成功させるコツもあわせて紹介しますので、住宅の老朽化や家族構成の変化などを踏まえ、最適なタイミングを見極める参考にしてみてください。
リフォームに適した時期とは?
リフォームに取りかかる時期は、住宅の築年数や季節による工事環境、家族のライフイベントなどで判断されることが多いです。
たとえば気候が安定する春や秋は屋外作業がしやすく、塗装や外壁リフォームがスムーズに進む傾向があります。
一方で、住宅ローンの借り換えや家族構成の変化に合わせて、内装や設備の改修を検討するケースも珍しくありません。 いずれの場合も、目的や予算を明確にしておくと、最適な時期を判断しやすくなります。
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リフォームの時期が重要な理由
リフォームを計画する際は、いつ工事に着手するかを慎重に考える必要があります。 家の老朽化や季節的な要因によって、工事内容や費用、暮らしへの影響が変わるためです。
ここでは、リフォームの時期を意識すべき理由を3つ取り上げます。
老朽化によるトラブルが生じる可能性があるため
築年数を重ねると、屋根や外壁、設備などが劣化しやすくなります。 定期的な点検やメンテナンスを行わないと、雨漏りやシロアリ被害、配管の水漏れなどのトラブルに発展するケースがあります。 こうした不具合は放置すると修繕費がかさむだけでなく、構造部分のダメージにまで波及する恐れもあります。
早めにリフォームを実施すれば、深刻な被害を防ぎやすくなる点が大きな理由です。
時期によっては費用がかさんでしまうため
リフォーム業界には繁忙期と閑散期が存在し、工事の立て込みや資材価格の変動で見積もり額が変わることがあります。
とくに新年度前やボーナス時期に合わせて工事を依頼する人が多く、リフォーム会社のスケジュールが埋まりやすいため、工事費用が割高になりやすい傾向です。
逆に閑散期を狙えば、比較的安価な見積もりが提示される可能性もあります。 時期選びひとつでコストに大きな差が出ることを意識すると、計画的にスケジュールを組みやすくなります。
暮らしやすさに影響するため
リフォームの工事期間中は、施工場所に応じて生活動線が制限されることがあります。 キッチンや浴室などの水回りを改修する場合、一定期間使用できなくなるため、仮設キッチンや近隣の銭湯を利用するなどの対策が必要です。
家族の仕事や学校行事との兼ね合い、旅行や帰省のタイミングを考慮しながら計画を立てれば、日常生活への負担を減らせます。
築年数を目安とするおすすめのリフォーム
リフォームの適切な時期を把握するうえで、大まかな目安として築年数を基準にする方法があります。 一般的には、5年、10年、15年、20年など節目ごとに建物全体や主要な設備を点検するのが望ましいといわれています。
ここでは、築5~10年、築10~15年、築15~20年、築20~30年のタイミング別に、見直しやすいリフォーム内容を紹介します。
築5~10年
築5~10年の住宅は、まだ大きな劣化が少ない一方、水回りや外壁の一部に軽微な症状が出始めるケースがあります。 外壁のコーキング(目地材)の隙間や剥離、屋根の軽度なひび割れなどが起きていないかを点検し、必要に応じて部分的な補修を行いましょう。
また、キッチンや浴室などの設備も、細かな不具合が感じられるようなら部品交換やメンテナンスを検討してください。 この時期に手を入れると、軽微な修繕で済み、大がかりなリフォームを先延ばしできる場合があります。
築10~15年
築10~15年になると、外壁や屋根の塗装が色褪せたり、チョーキング現象(触ると白い粉が付く)が顕著になることがあります。
この段階で外壁塗装や屋根塗装を実施すると、さらなる劣化や雨漏りを防止できるのでおすすめです。 また、水回り設備の交換を検討するタイミングとしても適しています。 耐久性が高いとされる設備でも、10年を過ぎると少しずつガタが来る場合があるため、気になる症状があれば早めに対処することが大切です。
築15~20年
築15~20年になると、家の内部や基礎部分に劣化が進行している可能性があります。 床材のきしみや断熱材の効果低下、配管の老朽化などが顕著になりやすいです。
この時期には、部分的なリフォームに加えて断熱性の向上や耐震補強など、構造面の改修を視野に入れると安心です。 特に省エネ効果の高いサッシや窓ガラスへの交換は、冷暖房効率を上げて光熱費を抑える効果も見込めます。
築20~30年
築20年を超えると、屋根の葺き替えや壁の張り替えなど、大規模なリフォームを検討する時期に差し掛かります。 耐震性の改善や配管・配線の一新を行うと、今後10年~20年は大きな工事をしなくて済む可能性があります。
また、家族構成が変化して子どもが独立するタイミングとも重なるため、生活スタイルに合わせた間取り変更を検討するのも有効です。トータルで見直す場合は費用がかさむものの、複数箇所を同時に工事するほうが結果的に割安になるケースもあります。
リフォーム箇所ごとの目安のタイミング
リフォームを検討する際、全体的な目安を築年数で把握する方法のほかに、設備や部位ごとの寿命や劣化症状を確認して判断するやり方もあります。
ここでは、キッチン、お風呂・洗面所、トイレ、玄関、内装、窓周辺、外壁、屋根といった代表的な箇所を取り上げ、改修のタイミングを解説します。 トラブルを未然に防ぎ、住宅を快適かつ安全に保つためにも、定期的なチェックを欠かさないようにしましょう。
キッチンの場合
キッチンのリフォーム時期は、一般的に10~15年とされています。 ガスコンロやIHヒーターなどの熱源部分は故障しやすく、水回りのシンクや排水管にも経年劣化が見られることが多いです。
最近は収納性に優れたシステムキッチンや、省エネ機能が充実したタイプも増えているため、不具合が出始めたら導入を検討すると快適さを維持できます。
お風呂や洗面所の場合
浴室や洗面所は、湿気がこもりやすくカビや腐食のリスクが高い場所です。 ユニットバスであれば15年前後でパネルの劣化や床材の痛みが現れやすく、タイル貼りの浴室は目地の剥がれから水漏れを引き起こすケースがあります。
洗面台の水栓金具や排水管も10年を過ぎると不具合が生じやすいため、築年数に加えて実際の使用状態を細かくチェックすると良いでしょう。
トイレの場合
トイレの寿命はタンク式かタンクレスタイプか、便器の素材や内部機構などによって異なりますが、10~15年が交換の目安となることが多いです。 水漏れや水が流れにくいといった症状が出始めたら、部品交換だけでは対処できないケースもあります。 節水性能の高い新型トイレにリフォームすることで、年間の水道代を大幅に節約できる可能性があります。
玄関の場合
玄関ドアや鍵の交換時期は、築10~20年をめどに考えられます。 ドア本体の反りや鍵のかかりにくさ、断熱性能の低下が気になる場合は、ドアごとリフォームすると防犯性や省エネ効果が向上することがあります。
また、土間部分のタイルが割れたり浮き上がっている場合は、下地の修繕が必要なこともあるため、早めの対処が望まれます。
内装の場合
壁紙や床材は、居住年数や住人の生活スタイルによって寿命が異なります。 壁紙は5~10年で色褪せやめくれが目立ちやすくなり、フローリングは15年前後で傷や反り、きしみ音などが生じる場合があります。 子育てやペットの飼育などでダメージが蓄積しやすい家庭では、もう少し早めにリフォームを検討すると快適に過ごせます。
窓周辺の場合
窓は結露や熱の出入りが起こりやすく、放置するとカビの発生や木枠の腐食、サッシの歪みが進む可能性があります。 断熱性能を高めるためには、複層ガラスや内窓の設置、サッシ交換などが効果的です。
築15年を過ぎた頃から結露やカビが顕著になるなら、窓リフォームを行うことで室内環境が大きく改善することが期待できます。
外壁の場合
外壁の寿命は素材によって異なり、サイディングやモルタル、タイルなどでメンテナンス時期が変わります。 サイディングの場合は10~15年でコーキングの劣化が進むため、塗装やシーリングの打ち直しが必要です。
モルタル壁はひび割れが生じやすく、放置すると雨水が浸入して建物内部を傷める恐れがあります。 色褪せやひび割れ、チョーキングが見られたら、早めに専門家の診断を受けることが重要です。
屋根の場合
屋根は家全体を雨風から守る役割を担っているため、劣化が進むと雨漏りや下地材の腐食など深刻な被害につながる可能性があります。 スレート屋根や瓦屋根など素材別に耐用年数が異なり、10~20年程度を目安に点検・補修することが推奨されます。 特に棟板金の浮きやコケの繁殖が顕著な場合は、早めにリフォームや塗装を検討すると建物の寿命を延ばしやすいです。
リフォームの時期を見極めて成功させるコツ
リフォームを行う時期を的確に捉えることで、家を長持ちさせるだけでなく、費用対効果も高められます。
しかし、多くの方にとってリフォームは頻繁に行うものではなく、判断が難しい局面も少なくありません。
そこで、リフォームを成功に導くための基本的なコツを3つ紹介します。
目的と予算を決めておく
まずはリフォームの目的を明確にし、「修繕が必要なのか」「機能性を向上させたいのか」「デザインを刷新したいのか」をはっきりさせましょう。
目標とするグレードや設計意図が固まれば、予算のめども立てやすくなります。 また、住宅ローンの借り換えや補助金の利用など、資金調達の方法も複数検討すると安心です。
「ただ何となくリフォームしたい」という状態では、優先順位の付け方があいまいになり、不要な費用がかさむ恐れがあります。
まとめてリフォームする
複数の箇所を同時にリフォームすると、一見費用が大きくなりそうですが、工事期間が一本化できる分だけ仮住まいのコストを抑えやすいメリットがあります。 また、まとめて施工することでリフォーム会社から割引を提案してもらえるケースもあります。
結果的に、時間と費用を効率よく使えるため、築15年や20年といった節目には、大がかりな改修を検討するのも一案です。
ライフスタイルの変化に合わせる
家族の成長や独立、転職、退職など、ライフスタイルの変化によって住まいに求める機能は変化します。 たとえば子ども部屋が不要になったタイミングで間取りを変える、在宅勤務が増えたので書斎スペースをつくるなど、必要性がはっきりしている状態でのリフォームは満足度が高くなります。
将来の暮らしを見据えて、バリアフリー化や省エネ設備導入を視野に入れるのも有効な選択肢です。
住まいを長く活かすためのリフォーム計画
リフォームの適切な時期を見極めることは、家族の暮らしや家計に大きな影響を与えます。 築年数が若い段階で軽微なメンテナンスを行えば、大掛かりな工事を先延ばししながら住まいの性能を保てます。 逆に築20年を超えた頃には、耐震補強や水回りの交換など本格的な改修を検討することが理想です。
また、季節や社会的な動き(リフォーム需要の繁忙期など)によっても、費用やスケジュール面で違いが生じる点に注意が必要です。
工事の中身をあらかじめ整理し、予算と目的を固めておくと、リフォーム会社との打ち合わせがスムーズに進みます。
家の各設備の寿命や劣化状態を把握し、ライフスタイルに合わせた改修計画を立てることで、家族みんなが快適に暮らせる住環境を保ちやすくなります。
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